院生・学生インタビュー|経済学の真髄を学べる、拓殖大学の国際的な環境【経済学研究科】王函さん|拓殖大学 動画特設サイト

【経済学研究科】院生インタビュー(王函さん)

どうして拓殖大学大学院に進学しようと思ったのですか?

中国の航空会社で客室乗務員の仕事をしていたのですが、生涯のキャリアを考えた時に、もっと世界で視野を広げておきたいと考えるようになりました。日本に留学しようと思ったのは日本文化が好きだったからです。
日本のアニメや漫画をきっかけに親しみを覚えるようになり、そこで描かれるような世界で学生生活を送ってみたいと考えるようになりました。
日本語学校で出会った友人の勧めで拓殖大学大学院のことを知り、ここで将来のキャリアにつながるようなことを学んでみたいと考え、入学しました。

どんなことを研究しているのですか?

導教員である丹野 忠晋先生のもと、「企業と産業のイノベーションを考察する」というテーマで研究をしています。自動車産業の電動化技術などに代表されるように、日本企業のイノベーションは顕著で、その利益を守るためには特許を取得することが必要不可欠です。
私はデータサイエンスの手法を用いて特許に関するデータを収集し、それが企業や産業にどのような影響を与えているのかを研究しています。
丹野先生はまさに私が研究する分野のスペシャリストですので、おすすめの本や関連する論文などを教えてくれながら親身になって指導してくださいます。
一方で自主性を重んじていて、私の考えや研究手法を尊重してくださるので伸び伸びと研究に打ち込める環境があります。
将来はここで学んだデータ分析の手法や産業組織論の知識などを生かして、証券会社に就職して投資家に情報提供をするような仕事に携わりたいと考えています。

現在は「港湾物流の背後圏の経済発展に対する役割の研究」として、港湾物流についての知見を深めています。
いま世界貿易の9割は海上運送によってなされており、世界のグローバル化と国際運送市場の一体化の中で、港湾物流が果たす役割はいっそう重要なものになりつつあります。
加えて港湾物流はその背後に存在する経済圏の経済発展においても重要な役目を担っており、この点が現在の研究の中心的なテーマとなっています。

これから大学院に入学する人にメッセージをお願いします。

ニュースを見ていると世の中には経済に関する情報にあふれていて、経済学がいかに身近な学問であるのかを実感しています。経済的なものの見方、考え方を学ぶことは、社会にある疑問や課題を解き明かすことにつながるのではないでしょうか。
拓殖大学は国際的な環境で経済学の真髄を学べる環境が整っており、活発な議論を通じて新しい視点や価値観を養うことができます。この恵まれた環境で、社会の動きを読み解くための知性を手に入れてみませんか。