創設者の桂太郎公爵は、幕末期に長州藩で数々の英傑を世に輩出した学舎「松下村塾」を開いた吉田松陰を敬慕していました。その死去に際しては、遺言で自らの墓地を松陰の霊域に求めたほどです。そんな桂公爵の志を胸に、現代版「松下村塾」を究極の理想に掲げ、平成21年4月、「桂太郎塾」が開塾しました。本塾は、建学の理念に基づき、あらゆる分野においてオピニオンリーダーになりうる俊英を養成し、国家の発展と繁栄、世界の平和と安寧に資することを目的としたものです。
グローバル化が急速に進展する中で、次代の日本を担うリーダーには、「人種の色と地の境 我が立つ前に差別なし」と本学の校歌にも謳われている通り、自己主張のみに陥ることなく、相手を受け入れようとする柔軟性、協調性、バランス感覚を持ったリーダーを育成することで、新しい時代の要請に応え、社会変革の原動力となることを目指していきたいと考えています。